今回から始まりましたよ〜よ〜さんによるバンコク路線バスの旅コラム、これから不定期でよ〜よ〜さんにバス路線の旅や小説等を書いていってもらおうと思います。

それでは第1回目、どうぞ!


 バンコク路線バスの旅 −路線番号1番− ワット・プラケヲからタノン・トックまで

一作目乗ったバス バンコクの路線バスは、必ずしも停留所では乗客を待たない。バス番号が見取れないほど離れた位置で乗降が始まる時もあれば、車両が乱雑する大道の真中にて扉が開かれる場合もある。かといって、乗り遅れまいと小走りで近寄ると、突然扉を閉じて動き出し、今度は正確に停留所の看板前で停まってみたりする。この気儘な動きに客はいつも右往左往させられるものだが、間誤ついているうちに目的のバスが急発進で去り行くことも少なくない。特に、予備知識ももたず、偶には途中下車などしながら、始発から終点までの旅を始めようとしている私にとって、乗り遅れていつ来るとも分からない次のバスを待つことは如何しても避けたい。バンコクの路線バスに時刻表はなく、そして何よりもこの国は灼熱の太陽を持っているのだから。